気付けない、自分の信念とは。

あなたの無意識が人生を決めている

1. なぜ「信念」に気づけないのか?

それは、信念の多くが「無意識下」に存在しているからです。

信念とは、「私はこういう人間だ」「世界とはこういうものだ」「人生とはこうあるべきだ」というように、自分自身や他者、社会についての根本的な思い込みや価値観のことを指します。

たとえば、

  • 「私はがんばらないと認められない」

  • 「女性は強くならないと生きていけない」

  • 「他人を優先するのが優しさ」

  • 「お金は苦労の対価で得るもの」

こういった信念は、表面的には意識されていなくても、日々の行動や選択、人間関係に大きく影響を与えています。

私たちはこの信念の存在に気づかないまま、まるで自動運転のように人生を進めているのです。

なぜなら、これらの信念は 幼少期の体験や家庭環境、学校・社会での刷り込みなどを通して、無意識の深いところに根付いているからです。

まるで、心の「OS(オペレーティングシステム)」のように、常に裏で動き続けているため、意識的にはその存在に気づきにくいのです。

そして怖いことに、私たちはこの信念を「現実」だと思い込んでしまうのです。
本当はただの思い込みかもしれないのに、それを「事実」として生きてしまっている……。そこにこそ、「気づき」の重要性があります。

2. 信念はどこから来るの?

信念の多くは、幼少期の体験や親・教師などの影響、文化や社会の価値観から形作られます。そして、それが人生を通して無意識のうちに繰り返され、「真実」として定着してしまうのです。

たとえば、子どもの頃に何か失敗して怒られた経験が、「私は失敗してはいけない」「完璧でいないと認められない」という信念をつくり出し、やがては「挑戦できない」「常に自分を責めてしまう」大人になることも。

3. 気づくことで、選べるようになる

ヒプノセラピーでは、催眠状態で潜在意識にアクセスすることで、その人自身も気づいていなかった信念の「核(コアビリーフ)」に触れることができます。

その瞬間、「ああ、だから私はいつも同じパターンを繰り返していたのか」と納得がいきます。

そして何より大切なのは、
「それ、本当に今の私に必要?」と問い直すことができるようになるという点です。

4. セッションでの変化の例

あるクライアントは、「私は助けてもらう価値がない」という信念を無意識に持っていました。人に頼ることが苦手で、すべてを自分で抱え込んでいました。

セッションでは、幼少期に母親から「自分のことは自分でやりなさい」と言われ続けた体験が浮かびました。
それを丁寧に癒し、新しい信念「私は安心して支えを受け取っていい」という意識を潜在的にインストールすることで、人間関係が大きく変わり始めました。

5. あなたも無意識に縛られていませんか?

  • 「いつも同じ失敗を繰り返す」

  • 「自分に厳しくしてしまう」

  • 「理想の未来を描いても現実が動かない」

それは、もしかすると気付いていない信念が関係しているかもしれません。

6. ヒプノセラピーで「気づき」を超えて「書き換え」へ

クラブ・サンローランでは、潜在意識との対話を通じて、「もう不要になった信念」をやさしく手放し、新しい価値観と出会うサポートをしています。

ヒプノセラピーの力で、今のあなたにふさわしい「人生の脚本」を選び直すことができるのです。

7. 最後に

信念は「気づければ選べる」。
そして選び直した瞬間から、あなたの人生は静かに、でも確実に動き始めます。

その第一歩として、自分の中にある「見えない思い込み」に耳を傾けてみませんか?

気付けない、自分の信念とは。